【大会】アッローロカップ2021-2022 2日目
【日時】3月6日(日)
【会場】グローバルアリーナ
【試合結果】
KLパート4位 順位決定戦
①姪浜 ●1-2オリエントFC
ナナト
②姪浜 ● 1-3フクオカーナ
アキラ
③姪浜 ◯ 1-0庄内FC
アキラ
結果4位パートトーナメント 7位/8チーム中
(レポート)
寒い北風の中、前日の人工芝から天然芝のグラウンドに移動しての『4位パート順位決定トーナメント戦』が行われました。前日の結果で4位という基本的には同じレベルのチーム同士での順位決定トーナメント戦。「人工芝のせいで途中から足がめっちゃ痛くなって動けなかった」と前日不調のアキラの言い訳がもう通用しなくなった天然芝での3試合、果たしてキャプテンは復調するのか?、ダメ・キャプテンの代わりにチームを引っ張っていくリーダーが現れるのか?、昨年の同大会で0-14でボッコボコにされたオリエントFCにリベンジなるのか?、注目点の多い楽しみな1日となりました。
①姪浜 ●1-2オリエントFC
昨年の同大会で0-14という大敗を喫した難敵オリエントFCですが、今年は同じ4位トーナメントでの対戦ということは同じレベルのチームということでもあり、少しの期待を胸にキックオフの笛を聞きました。
前半は互いに攻めつ守りつでスタート。各個人の技術は相手が上でしたが、泥臭さと気合でほぼ互角に戦えていました。試合開始9分頃 に右サイドから崩されて、先制点を取られる悪い展開へ。また失点後1分もしないうちにまたも右サイドから崩されて追加失点。全体的に集中力が落ちてきていたのかもしれません。その後は持ち直し、アキラのミドルシュートやコーナーキックで相手ゴールに迫りましたが、得点までにはいかず。最後にまた猛攻を受けましたが、GKコウタロウを始めとするディフェンス陣の活躍もあり追加点は防ぎました。0-2で前半終了。
後半から徐々に姪浜ペースへ。多くのチャンスを向けるも決定力にかけ無得点のまま。相手からの攻撃もGKコウタロウのビッグセーブ連発とDFセナやナナト、ボランチ アキラの献身的なディフェンスで追加点を奪わせない。そして10分にベンチが動きCBのナナトをワントップに据えるという大胆なポジション変更。これが功を奏して、ユウスケがゴール右前での競り合いから絶妙なスルーパスを供給。ナナトが落ち着いて右足を合わせて待望のゴール!! 直後にナナトの雄叫びが響く。しかし2点目を狙うには時すでに遅く、また相手の攻撃にも再びスイッチが入り、最後にコウタロウのビッグセーブでゴールを守った後に終了のホイッスルを聞きました。
最小の1点差での敗戦でしたが、その1点の差がチームとしては大きな差だったように思います。
②姪浜 ● 1-3フクオカーナ
前半開始早々から個人個人の技術が上の相手ペースとなり苦しい場面が続き、猛攻を受けるもGKの好セーブ、ビッグセーブの連続で耐え凌ぐ。その後、少しずつペースを掴みカウンターからのナナトのシュートは相手GKのビッグセーブにあい、直後のナナトからの折り返しにアキラが合わせるも枠を大きく外す。その後もしばらく姪浜ペースがあるも得点には至らず。逆に相手の反撃も全員でゴールを守る一進一退の状態が続く。中盤に相手シュートを止めたGKハヤトのパントキックを相手に奪われそのままミドルシュートを打たれ、ついに失点。その後もゴール前からのクリアミスを連発、そして最悪の追加点を取られる。前半終了間際に少し反撃するも無得点のまま終了。0-2
強い風の風上に立って後半をスタート。風を味方に付け、攻め上がり徐々に姪浜ペースへ。開始3分、タケルの巧妙な駆け引きでコーナーキックをゲット。そのCKをアキラが強風を利用し、カーブもかけて直接ゴールを狙い、GKの頭を超えてサイドネットに直接吸い込まれて1点を返す。1-2。そしてアキラは喜ぶことなく一目散にゴール前のボールを拾い上げ、チームメイトを早くポジションに着くように指示し、ボールをセンターサークル内に戻す。得点したものの浮かれずに、まだ負けている状況を忘れずに冷静に対応したキャプテンらしいシーン。筆者の個人的一番心に残った最高の場面でした。しかし、その1分後、姪浜の反撃中の一瞬スキを突かれて高速カウンターを受け、まさかの失点、1-3。その後はボランチアキラを中心にみんなで攻め、守り、相手との攻守が激しく入れ替わる緊張感のある展開がしばらく続きました。最後まで攻めつ攻められつの攻防が続いたまま、無常のホイッスル。1-3での敗戦となりました。
個人のスキルも上、チームとして試合巧者の相手に対して、姪浜はみんなでハードワークを続けて、泥臭くも最後まで一生懸命に戦いました。その上での1-3での敗戦。この2点の差はやはり大きな差のように感じました。
③姪浜 ◯ 1-0庄内FC
姪浜少年サッカークラブとして、緑の公式戦ユニフォームを着ての最後の試合となった庄内FC戦。2日間で1勝も出来ないまま終わるのか? 最後に意地を見せられるか? 大切な大切な最後の一戦となりました。
この2日間ずっとボランチで攻守の要としてグラウンド全体を走り回りチームを引っ張ってきたアキラがトップに起用され、得点を狙う攻撃的布陣でのスタートとなりました。
前半序盤からペースをつかみ、7分近くはほぼ相手陣内で攻め込みましたが、ゴールを奪うまではいかず。また時に相手から攻め込まれるもDF陣の気合の守備とGKユウトの好セーブもあり、無失点で抑えました。攻めきれないまま、少し歯がゆいまま0-0で前半終了。
風上に立った後半は更に攻撃の手を強めるかと思いきや、逆にCKを7回も取られるほど庄内ペースで進みました。攻め込まれる時間の多い厳しい展開でしたが、要所要所でDFナナトが身体を張った気迫のタックルで何度もピンチを救い、もはや姪浜の名物とも言える「ナナトの雄叫び」が何度となくグラウンド に響き、他の選手にもがんばりと勇気と気合を与えてくれました。DFセナの早めの対応での相手攻撃の潰しも随所にみられ、また途中交代で入ったGKコウタロウのがんばりもあって、なんとかゴールを守ってくれました。グラウンド全体を縦横無尽に駆け回るユウスケのスピードと無尽蔵の体力もまたチームに活力を与え、ヒナタの作るタメが多くのチャンスを演出。5年生ハルカとタケルの献身的なプレイは6年生に活躍の場を与えてくれました。後半も多くの時間が過ぎ、終盤に差し掛かり、なんとなく引き分けムードが会場に生まれ始めた頃に、待望のシーンが生まれました! 攻め込まれる姪浜ゴール前の競り合いのな中からこぼれてきたボールをタケルがワンタッチの縦パスでトップのアキラに供給。受け取ったアキラはまず相手DF1人を交わし、すぐ前に迫ったGKもヒラリと交わし、最後は無人となった相手ゴールに落ち着いて左足で流し込み、待ちに待った得点をゲットしました。それまでにも何度かあった得点チャンスを決めきれずにいたキャプテンの意地と一つとなったチーム全体の想いが生んだ最高のゴールでした。
その後はゲンキとトモヒロが交代で出場し、GKコウタロウ以外のフィールドプレイヤー7人が全員6年生で最後まで姪浜ゴールを守りきり、試合終了のホイッスルを聞きました。
1-0の辛勝でしたが、この1点はこれから中学校へと進む彼らに大きな意味をもたらすことでしょう。
アッローロ・カップ初勝利おめでとう!
(総評)
今年度のU-12は良くも悪くもキャプテン アキラが主体のチームであり、年間を通したリーグ戦や各種大会やTRMでもアキラの負傷欠場や不調があればなかなか勝てずにきました。そのチーム状況がこの2日間でも顕著に現れたように思います。
1日目の1試合目は今大会で優勝したレプロJFCに0-1という強豪相手に最少失点差の0-1での敗戦でした。全員が気合と集中力を持って挑んだ末の惜敗でした。そして2試合目の前半までそのパフォーマンスは続き、1-0でリードで終了。しかし後半からのアキラの失速から招いた同点弾と3試合目の大敗。コーチや監督が呆れるほどのアキラの気持ちとパフォーマンスの低下は、チーム全体の士気の低下にも波及したようです。
そして2日目、チーム全員がこの1日の試合を大切に感じ、それぞれが出来る限りのパフォーマンスを見せてくれました。多くの試合でCBセナ、CBナナト、ボランチ アキラ、トップ下 ユウスケ、トップ ヒナタで構成されるセンターラインの強度と活躍は頼もしいものでした。
またユウト、ハヤト、コウタロウのGK3人で交代しつつ守ったゴールは失点はあったものの、それ以上の数のシュートを止め試合を最後まで壊さずに守ってくれました。5年ハルカとタケルは両サイドだけでなく様々なポジションを受け持ちながら、根気よくプレイし6年生の活躍の場を与えてくれました。ゲンキ、シュウタ、トモヒロは多くの時間を控えとしてベンチで過ごしましたが、少ない出番の中で一生懸命に走り回り自分のやれることを精一杯見せてくれました。
3試合目も押し気味の前半で点が入らずに、後半は押し込まれなんともあやしい雰囲気が続きましたが、終盤になってようやくキャプテン アキラがみんなの想いを受け、ゴール、そして勝利という最高の形で終わらせてくれたことに素直に賛辞を送りたいと思います。
またあの場面でゴールを決めきれたことはアキラが最後まで諦めなかったことへの最大のギフトだと感じています。
U-10からの約3年間チームの中心となって引っ張ってきたキャプテン アキラが最後まで諦めずに戦って、得点を決めれば、今年度の姪浜少年サッカークラブは勝てる。それを象徴した2日間の大会だったように思います。
最後に6年間この弱小世代を辛抱強くご指導いただいた田中監督、高学年になってから週末の練習や試合で技術だけでなく普段の行動の面も強くご指導くださった古木コーチ、そして3年間質の高い練習と試合時のメンタル面での盛り上げでずっと子どもたちを鼓舞していただいた船引コーチには本当に感謝しています。この1年間の試合結果や行動や態度でみなさんのご期待には応えきれなかったとは思いますが、長い間ご指導ありがとうございました。
また試合ごとに応援や会場のお世話や車出しにご協力くださった保護者のみなさん、都合で会場には来れないけれどもご自宅や仕事場から応援いただいた保護者のみなさんも本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
最後の最後に勝利し、最後まで頑張り抜いた子どもたちの姿と成長が見れて、気持ち良く姪浜少年サッカークラブU-12としての活動を見届け終えることを素直に喜んでいます。
おめでとう
ありがとう
レポート:6年 セルジオ江島
(Youtubeにて限定公開中)
当初はカメラ収録の練習のつもりでしたので、見づらい点や、ボールやプレイをカメラがしっかり追えていない点、風音による音声の聞きづらさなど問題は多くありますが、選手たちの一生懸命なプレイ、お父さんたちの解説や応援の声も含めて、お子さんと一緒にご家族みんなでお楽しみください。
Youtubeのページに飛んで観ていただくと「見どころ」のシーンを時間ごとにプログラムしていますので、観たいシーンがすぐに観られますので、ご利用ください。
しかし、2試合目、3試合目で聞こえる、お父さんたちの会話は何度観ても面白い(笑)。
①姪浜 ●1-2オリエントFC
(前半)https://youtu.be/iPB1Jh_iLeg
(後半)https://youtu.be/OjtJFR2PFf0
②姪浜 ● 1-3フクオカーナ
(前半)https://youtu.be/Ng5SohujLbQ
(後半)https://youtu.be/PX9NFtCYRE4
③姪浜 ◯ 1-0庄内
(前半)https://youtu.be/tRNrcmRAIW0
(後半)https://youtu.be/l_XL69uGJyU
(前半)https://youtu.be/iPB1Jh_iLeg
(後半)https://youtu.be/OjtJFR2PFf0
(前半)https://youtu.be/Ng5SohujLbQ
(後半)https://youtu.be/PX9NFtCYRE4
(前半)https://youtu.be/iPB1Jh_iLeg
(後半)https://youtu.be/l_XL69uGJyU
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